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ピットオフ旭川店 オカモト車検センター ちっさいおっさんです。
今回も上川郡鷹栖町にある、丸山公園の続きです。
前回では、悲しい過去を秘めた鏡沼について語りましたが
今回は「みかえりの柏」のお話です。
丸山自然公園の看板の先は砂利道ですが、途中から舗装道路になります。
真っ直ぐな道が不自然に湾曲し、また直線に。
「道路を作るためにこの木伐ろうとしたところ、斧を持った人が次々と倒れ、結局あきらめてこの木を迂回して道路が作られた。」というのは有名ですね。
本来のみかえりの柏は、枯れたのちに台風で倒壊してしまいました。
現在はお地蔵様が建立され、二代目みかえりの柏があります。
さて、この「みかえりの柏(みかえりの木)」は、どうしてこの呼ばれ方をするのでしょう。
この地域の開拓は、越中富山で鉄道や銀行を持っていた地主の下に、管理人と数家族による入殖から始まりました。
しかし、この地主が倒産。この地への援助は絶たれてしまいます。
現地に残された人達は困窮に陥りました。
少し調べたところ、どうもこの時代この地では麻やハッカの栽培を主に、流通によって経済を行うための開拓であったようです。
地主が倒産してしまえば、食糧もお金も入りません。
この際、飢えに苦しんだ人達は、大切な牛馬も犬までも食べたという話が伝わっています。
やがて、ここでの生活を諦めた人が、一人減り・・・二人減り・・・と去って行きます。
この時、万感の思いで振り返って眺めたのが「みかえりの木」だと云うのです。
丸山神社から巡る句碑のコースには馬頭観音も据えられています。
馬頭観音の画像を撮り忘れてしまいました・・・(;_;)
馬頭さんは旅の守り神で家畜の慰霊碑です。
開拓の苦悩に満ちた場所ですが、何故か文書による資料が一切残っていないようです。
識者による口伝や噂でしか調べられない事も多く、想像を掻き立てられますね。
「みかえりの柏」は現在の整地になる際、掘り返されて根に何度か斧が入っている跡が確認されています。
この木で首を吊ってしまった方もいるそうです。
補足ですが、台風で倒れる前の姿を覚えています。
幹の前で枝が交差し、母親が赤ん坊を抱っこしているような形の不思議な木でした。
もうその姿を見られないのは残念です。
それではまたお会いしましょう。
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