※2014年12月6日に公開した記事を、2023年1月27日に記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して再度公開しました。
「ホイールが合わない!」を防ぐために
お客様からよくご質問をいただく、「ホイールを選ぶ際に気を付けたい事」をまとめました。
これを知らないと車に合うホイールが買えません(笑)
ポイントは「PCD」と「インセット」の二つです。
ホイールのPCDとは?
良くタイヤ屋さんなどで「PCDが・・・」など説明を受けたりすると思いますが、そもそもPCDって何?と疑問に思う事があると思います。
PCDとはPitch Circle Diameter(ピッチサークル・ダイアメーター)の略になります。
余計わからなくなったぞ?と思いますよね。
では下の画像をご覧ください。
PCDは、ホイールのボルト穴の中心線を結んだ時にできる円の直径になります。
車によってPCDに違いあり
車によってPCDには違いがあります。
たとえばPCD100や114.3など国産の車でも何種類かあり、外車も混ぜるとかなりの種類があります。
PCDを調べるには、便利な道具があります。
これは国産車専用です。
これをボルト穴に当てるとそのホイールのPCDがわかってしまうんです!
これは4穴でPCD100ということですね。
せっかくかっこいいホイールを買ってもこのPCDが合わないといけないんですね・・・
そうならないためにも、ご自身の車のPCDは知っておいた方がいいですよ!
114.3/5Hとか100/4Hという風に覚えておくといいですね。
つぎに「インセット」についてです
ホイールインセットとは?
ホイールインセットとは、ホイールの中心線から取り付け面までの距離のことです!
車検やカスタムを行う際などにインセットの数値を知る必要があります。
名称変更
インセットは以前まで、オフセットと呼ばれていました。
それがJATMA(日本自動車タイヤ協会)の提唱で、2008年7月11日より国際基準に基づき、従来の「オフセット」から「インセット」という名称に変更になったのです。
プラスオフセットは「インセット」、ゼロオフセットは「ゼロセット」、マイナスオフセットは「アウトセット」と、3つの名称になりました。
【例】
従来 オフセット+30 ⇒現在 インセット30
従来 オフセット±0 ⇒現在 ゼロセット
従来 オフセット-15 ⇒現在 アウトセット15
インセット表示の見方
いろいろ探したのですが、ここが一番見やすい解説が載っていました。
スーパースター株式会社、レオンハルトという高級ホイールを扱っている会社です。
中心線と取り付け面の位置によって以下のように3つに分類することができます。
(3)「インセット」表示の見方 |
Super Star 公式サイト より転載。引用
インセットの測り方
インセットの記載が無い場合などは、この小道具で測ります!
これが↓
こうなりまして↓
ホイールにセットして
これ一つでホイールの幅を計ってから・・・
ホイールの中心を出してと・・・
取り付け面がホイールの中心からどれくらいずれているかを見たら・・・
インセットの数値がわかるんです!
インセットの数値が変わるとどうなる?
ちなみにこの数字は車種によっても異なります。
ホイールを車に取り付けた際にインセットの数値が大きくなれば、ホイールは車体のフェンダー面から内側に入る。逆に数値が小さくなれば、フェンダー面から外側に出ようとします。
もちろんホイールがフェンダーからはみ出してしまえば車検も合格出来なくなってしまいます。
そのようなことにならないよう、ホイール選びの際はプロショップのピットオフにご来店下さい!
最後に
以上簡単(?)に書きましたがこれらはホイールの基本の「キ」です。
でもほとんどの人は知らないんですね。
何か不明な点がありましたら、ピットオフにお越しください。
まえ 田でした