こんばんわ。編集長らしきもの金田です。先日某飲み会がありまして、2次会のカラオケボックスにてマツコデラックスのマスクがあったのでかぶってみたら・・・御覧の通り違和感ゼロ(笑) アマネデラックスと改名しようかしら。
コスパとは本来 価格<感想となるべき
で、そのときの飲み会の料理についてちょっと思うところあったので書きたいなと。
前菜らしき一品として出てきたホタテの包み焼き・・・奉書(包み焼き用の紙)につつまれて出てきました。演出としては十分ですね。ただここまでホタテや具材が焦げているのに奉書は全く焦げていない・・・つまりオーブンで焼いて後から包んだんです。演出としては立派なんですよね・・出てきたときに「おおっ」ってなるから。こんなこと突っ込むのはあまりいないと思いますが(笑)味はおいしかったです。ホウレンソウで土台を作って味噌マヨで味付けているので万人受けする味ですし、丸ごと出てくるのもグー。
ホッケ。画像は同行した友人から拝借しました。ご覧の通り開きを半分にしてあります。長さも通常の半分ぐらい。いわゆるハネモノという奴ですね。でも味はしっかりおいしかったです。見た目はちょっと貧弱ですが、これ一人につき一つつきます。宴会コースであらかじめお好み一品と称して魚料理がいくつかの中から選べます。10人でいったら10人全員違うものでも可というシステム。他には鮭ハラスとかかすべなどがありました。このシステムはいいですね。満足度高し、です。
これ・・・かんぴょう巻きと・・・マグロと思いきや、なんとリンゴのコンポート。
その場にいた全員が「えーーーーー??」となっていました。全員マグロだとおもったようです(笑)まぁ巻物もコンポートも味は良かったので意外性の演出なのかもしれません。本気でこの組み合わせで出しているなら別の意味で天然居酒屋ですね。
とまぁここまでは鍋もおいしかったし、他の焼き物もいい感じで、卓置きの芋焼酎サーバーがあるなど全般的にさしたる問題もなく、味もいいし、満足かなと。でもこれが出てきて「ああ、見た目でのコスパねらいなんだな」と感じました
でで~ん
舟盛りです。尾頭付きです。鯛です。カニも乗っています。「おおっ」となり・・・・ませんでした。少なくとも私は。
だって鯛は養殖の冷凍物だし切り身も舟盛りは引き取り(平作り)が基本ですが身がやわらかいのをごまかすためか厚く切りすぎだし・・・
原価もだいたい見当がつきますがあえて書きません。
残念なのが他の料理がまずまずだっただけに見た目重視の刺身が「これは豪華に見えるだろ」という演出の意図が見えてしまいした。
私は以前寿司屋にいたのですが、そこでの師匠の一言。「舟盛りは職人の手元が見えている店じゃないと出しちゃだめなんだ。尾頭付きだって再利用しているんじゃないか?って疑問に思われると純粋に楽しめなくなるだろ?」という言葉が心に残っています。たしかに業界では「尾頭付き演出用」と飾りお頭を売っていたりもしますんで・・この鯛なら鯛茶漬けや鯛飯にしたほうが良かったのじゃないかなと元料理人に囲まれた職場育ちは感じてしまいました・・・
本当の意味でのコスパとは?
さてここで言いたいのは今回の宴会は原価から逆算すると価格相応でぼったくりでもなく、接客も良く、味も一部を除いてまずまず。
大満足までは行かなくても及第点だと思います。でも店は「大満足」となって欲しくて舟盛りを出したのだと思います。「ここの店はコスパいいねぇ」と思われたいのでしょう。でもその思いが逆になってしまう事もあるんですね。
サービス業は「お客様の期待値<実際の体験」を目指すわけで、そのためにもコスパは意識しなくてはいけないものの、感動の押し付けはダメってことです。
ピットオフはコスパ抜群の車検を行っています。
なぜか?その理由はリンクをクリック(笑)
詳しく書いてあります
うわ~手抜きって思います?このブログこそコスパ低いんじゃないかって?いいんです。店はレベルが高いんです(笑)